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USSエンタープライズ(NCC-1701-E)

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USSエンタープライズ
USS Enterprise-E in nebula.jpg
クラス: ソヴェリン級
登録番号: NCC-1701-E
所属: 惑星連邦宇宙艦隊
建造場所: サンフランシスコ造船所地球
就役: 2372年 宇宙暦49827.5
全長: 685m
全幅: 250m
全高: 88m
重量: 3,255,000t
速度: ワープ9.985(基準最高速度)
ワープ8(巡航速度)
デッキ数: 29
乗員数: 700名
武装: タイプXIIフェイザー・アレイ×16基
魚雷ランチャー×5基
光子魚雷×325発搭載
量子魚雷×175発搭載
防御: 再生式シールド
状態: 就航中2379年現在)

 USSエンタープライズ(USS Enterprise NCC-1701-E)は惑星連邦宇宙艦隊所属USSエンタープライズの名を冠する6代目の宇宙艦である。

概略編集

建造から就役編集

 USSエンタープライズ(NCC-1701-E)は、宇宙暦49027.5に地球軌道上のサンフランシスコ造船所で建造された。

 就役は先代のUSSエンタープライズDの損失からおよそ一年後であり、艦長であったジャン=リュック・ピカード大佐以下の同艦の元クルーがこの艦の乗員として再度選任された。(スタートレック:ファーストコンタクト[1]

技術情報 編集

 建造当初の構成では、全長685mでデッキ数は24。武装はフェイザー・アレイを12基と魚雷発射管を5基搭載していた。

Picard and crew depart

メイン・ブリッジ

 2379年までにエンタープライズは一次改装を受け、フェイザー・アレイを4基、魚雷発射管を5基追加された。また、デッキが5デッキ追加され合計で29デッキ構成と変更された。(スタートレック:ネメシス

 艦内のセクションには、ディフレクター・コントロール室、星図作成室水耕栽培室及び医療室が含まれており、機関室がデッキ16に位置した。(スタートレック:ファーストコンタクト

 新システムとして、メイン・ブリッジには操舵システムの一つとして手動操舵を行う手動操縦コラムが装備されていた。また、医療室にはEMHが装備されており、EMHを採用した最初のエンタープライズでもあった。(スタートレック:叛乱[2]

USS Enterprise-E shuttlebay

シャトルベイ

 エンタープライズEの搭載している艦載機には、ワープ能力を持つ艦長専用艇クストー」の他に、タイプ11・シャトルクラフト他の多数のシャトル・クラフトが搭載されている。また、特別任務用のシャトルであるアルゴも新たに搭載された。(スタートレック:叛乱スタートレック:ネメシス

 乗員は人類ヴァルカンベイジョランベタゾイドボリアン及びトリル等多数の種族が乗務している。

任務経歴 編集

2373年編集

 就役後、約1年間試験航海を続けていたが、ボーグによる第二次太陽系侵攻が開始された際にはロミュラン中立地帯の監視を命令された。宇宙艦隊は可能な戦力をすべてボーグとの決戦のために集結させた。同時に宇宙艦隊は、集結させた際に生じる戦力バランスの不均衡を突いたロミュランによる侵攻を阻止するという目的を公式にはエンタープライズに命じたが、本来の目的は一度ボーグに同化された本艦の艦長、ピカードの存在が不安要素であったため、彼をボーグから遠ざけるためこの任務を命じたのであった。

USS Enterprise-E engages Borg at 001

セクター001の戦いに加わるエンタープライズ

 しかし、ピカード艦長は艦隊の命令に背き、独断でセクター001の戦いに参戦した。ピカードのボーグに関する知識のお陰で戦力的に押され気味であった宇宙艦隊はボーグ・キューブの破壊に成功するが、破壊の間際にボーグ・スフィアが脱出した。彼らの目的は2063年にゼフレム・コクレーン人類初のワープ飛行実験を阻止し、人類が宇宙進出を果たす前に地球をすべて同化し、惑星連邦設立を歴史から消し去ることであった。エンタープライズはスフィアが作り出した時空の渦を通り、ボーグを追って2063年にタイムスリップを行った。

 2063年に到達したエンタープライズはスフィアを破壊し、スフィアによる攻撃で故障したワープ実験船"フェニックス"を修理するために上陸班を派遣した。

 しかしながら、艦のセンサーは時空の渦を通過した影響で故障しており、スフィアが破壊される直前に複数のボーグ・ドローンがエンタープライズに転送されていたことに誰も気付かなかった。そして、ボーグはデッキ16の機関室を同化し多くのクルーはボーグに同化された。また、ボーグは同時代のボーグ集合体とコンタクトを取るためにエンタープライズのディフレクターを改造し、インタープレクシング・ビーコンの組み立てを開始していた。

 ピカード艦長によって率いられたチームが艦外からディフレクターに接近し、インタープレクシング・ビーコンをディフレクターから切り離して破壊することに成功した。しかしながら、艦の大半はすでにボーグによって同化されており、ボーグの侵攻を阻止することはできないことを悟ったピカード艦長は、乗員の艦外退避と艦の自爆を命令した。

 自爆シークエンスを起動後、ピカードは単身ボーグ・クイーンに謁見し、ボーグとの戦闘中に捕らえられたデータ少佐の解放を要求した。そこでデータの機転により、自爆シークエンスを解除し、機関室のプラズマ冷却剤を使用してボーグの有機コンポーネントを破壊することによって艦内のボーグ集合体の中枢を破壊することに成功した。

 そのため、ボーグの計画は失敗しコクレーンのワープ実験は成功をおさめ、人類とヴァルカンファースト・コンタクトは無事に成功した。この侵略を阻止したエンタープライズは再び24世紀の時代へと戻った。

2375年編集

USS Enterprise-E torpedo launcher

量子魚雷ランチャー

 2373年のボーグの事件以降、エンタープライズは若干の改装を受け、ブリッジのビューワーが壁面に映し出される方式から固定式ディスプレイを用いる方式に変更されている。2375年ドミニオン戦争中にエンタープライズはエヴォラとの外交任務及びゴラン星系の紛争調停の任務を予定していたが、茨の草原(ブライアー・パッチ)と呼ばれる領域に存在する惑星から、原住民であるバクーの強制移動を画策していたソーナと、それに協力している宇宙艦隊のマシュー・ダワティ中将の計画を知り、急遽バクーへ進路を取った。

 そこで行われようとしている計画が宇宙艦隊の最優先指令に違反していると判断したが、艦隊からの命令に逆らうことは反逆となるため、ピカード艦長他上級士官は艦隊を除隊しバクー星へ降り立ちバクー人と共にソーナと戦うこととなった。また、エンタープライズは連邦評議会にこの事態を報告するために現地を離れた。

Isolytic-burst

亜空間断裂が間近に迫るエンタープライズ

 ピカードからバクーの現状を連邦評議会に伝えることを命令されたウィリアム・T・ライカー中佐は通信可能圏に出るために、イバラの茂みを通過していた。しかし、ソーナのアーダールアフォはエンタープライズが連邦評議会と接触することを阻止するために二隻の巡洋戦艦を派遣し、亜空間兵器でエンタープライズに攻撃を加えた。ニトロライト爆発による亜空間断裂に対してエンタープライズはカスケード中和を起こすために、ワープ・コアを射出し攻撃を防ぐことに成功した。

 しかし、依然追ってくるソーナ艦に対抗するためライカーは周囲に存在しているメトリオン・ガス[3]バサード・コレクターで収集し、収集したガスをソーナ艦に向けて放出した。ソーナ艦はエンタープライズに向けて武器を発射したが、エンタープライズによって放出されたガスに武器が引火し、ソーナ艦もろとも爆発した。また、もう一隻の艦も爆発に巻き込まれ致命的な損害を受けこれ以上の追跡が不可能となった。後にこの作戦は「ライカー作戦」と呼ばれた。

 ライカーは無事に連邦評議会に連絡を取り、バクー移住計画を再考させることに成功した。そして、この叛乱行為に対して宇宙艦隊からエンタープライズは罰を受けることはなかった。(スタートレック:叛乱

2376年編集

 2376年宇宙艦隊本部パスファインダー・プロジェクトにおいてUSSヴォイジャーとの接触に成功した時期にエンタープライズは地球を訪問していた。また、その後ヴォイジャーとの定期通信が確立した頃には、エンタープライズは地球からおよそ7光年の位置で任務を遂行していた。(VOY:遥か彼方からの声ジマーマン博士の屈辱

 ドミニオン戦争が激化するこの時期に、エンタープライズは各種改装を受けた。光子魚雷発射管はブリッジ後部のシャトルベイ上部に4基が新たに追加された。また、ブリッジ内には手すりが追加され、コンソールが更に追加された。また、エンジン・ナセルを支えるパイロンは新しいものと交換された。その他にフェイザー・アレイも4基が追加された。

2379年編集

USS Enterprise-E, aft

2379年、改装後のエンタープライズ

 2379年、エンタープライズはウィリアム・T・ライカー中佐とディアナ・トロイ中佐の結婚式のために地球へ帰還した。結婚式の後にベータゼットでのベタゾイドの伝統的な結婚式に出席するためにエンタープライズはベータゼットへ向かった。

 しかし、その途中にスン型アンドロイドプロトタイプであるB-4ポジトロニック反応をロミュラン中立地帯に近いコラリン星系で発見したため、予定を変更しコラリン星系で調査を行ったところ、ロミュラン帝国の新しい政務長官であるシンゾンから惑星連邦に対して和平予備交渉の申し出が入った。そのため、キャスリン・ジェインウェイ中将からロミュラスに最寄りの艦であったエンタープライズにロミュラスへの派遣が命じられた。しかし、B-4の発見とロミュラスでの和平予備交渉はすべてシンゾンによるピカード大佐の拉致と宇宙艦隊の戦術情報の収集が目的であったことが判明した。

USS Enterprise-E and Scimitar following collision extraction

シミターと対峙するエンタープライズ

 シンゾンの真の目的が、惑星連邦壊滅及び地球への攻撃であることが判明するとエンタープライズはただちに宇宙艦隊戦闘グループ・オメガと合流するためにロミュラスを離れたが、バッセン断層でシミターに追いつかれ戦闘が行われた。

 シミターの圧倒的な戦力の前にエンタープライズは満身創痍となるが、ピカードは最後の手段としてエンタープライズをシミターに激突させた。この攻撃でシミターも致命的なダメージを受けたが、依然としてセラロン兵器は有効であったためデータ少佐が自らを犠牲にしてセラロン放射装置を破壊することに成功した。この戦いでデータ少佐は殉職するが、シミターの破壊に成功し、シンゾンの計画は未遂に終わらせることに成功した。(詳細はバッセン断層の戦いを参照)

USS Enterprise-E in drydock 2

地球のドライドックで修理を受けるエンタープライズ

 この戦いの後エンタープライズは地球へ帰還し、ドライドックで数週間の大規模な修理作業と改修を受けた。[4]スタートレック:ネメシス

 

クルー情報編集

上級士官編集

関連項目編集


付録編集

登場回編集

言及エピソード編集

注釈編集

  1. ロナルド・D・ムーアのコメントによると、エンタープライズEはTNGの最終シーズンの頃には建造が行われており、本来ならば別の名前が与えられる予定の艦であったが、エンタープライズDの破壊の後に、その建造中のソヴェリン級宇宙艦は完成しつつあったため、急遽エンタープライズの後継艦となったということである。[1]
  2. ロナルド・D・ムーアのコメントによると、エンタープライズEには子供や乗員の家族は一切乗船していなかったということである。[2]
  3. 非常に揮発性の高いガス
  4. 脚本からカットされたシーンによると、エンタープライズを牽引して地球へ帰還したのはUSSヘミングウェイであった。
    またカットシーンによると、ウィリアム・T・ライカー中佐がUSSタイタンの艦長として転任した後に、新たな副長としてマーティン・マデン中佐が配属され、デナプ星系の探査任務が与えられた。

背景編集

デザインガイド編集

 エンタープライズEは、ジョン・イーブス(全体的なデザイン)とリック・スターンバック(機関ディティール)によってデザインされ、1995年秋に産声を上げた。イーブスはUSSエクセルシオのデザインを採り入れ、「パワフルかつ頑丈でワープ・スピードを感じさせる流線形の、エンタープライズ的進化に則ったもの」というコンセプトのもとに洗練されたデザインを完成させた。イーブスによれば、エンタープライズDを優雅なキャデラックだとすると、エンタープライズEはポルシェを目指したという。そのかいあって、エンタープライズEは幅よりも長さを強調した、速さと勇猛さを感じさせる精悍なデザインとなった。

 エンタープライズEのドーサルネックがないデザインは、実はUSSヴォイジャーに倣ったわけではない。イーブスがエンタープライズEのラフデザインをしていた段階では、彼はヴォイジャーのデザインを見ていなかった。イーブスは『カーンの逆襲』で敵のフェイザー攻撃を受ける初代エンタープライズを見た時から「細い首は危険だ」と考えていた。リック・スターンバックは意図せず似たようなデザインが出てきたことに対し、「新しい宇宙艦デザインの流れとして悪くない」とコメントしている。

 なおディフレクター盤の色が黄色くなり、サイズが小さくなったのは『ファーストコンタクト』の脚本上、実寸大のセットを組まなければならなかったためであるが(ディフレクターの光が青いと、緊張感のある画面効果が生まれない)、その難しい制約条件を美しいデザインに昇華させたイーブスのセンスは賞賛に値するものである。

ミニチュア編集

Enterprise E saucer in Regeneration

雪に埋もれた模型

 ミニチュア制作はILM社で、8フィートモデルが作られた。しかしミニチュアのエンタープライズEがメインで使われたのは『スタートレック:ファーストコンタクト』のみで、以降の『スタートレック:叛乱』『スタートレック:ネメシス』はCGIによる宇宙艦表現となっている。『ファーストコンタクト』でもミニチュアはエンタープライズEとボーグ・キューブボーグ・スフィアのみであり、その他の宇宙艦はすべてCGIである。なお『ネメシス』ではシミターとの激突シーン等にミニチュアが使われているが、それは円盤部の前方のみのミニチュアであった。余談ではあるが、ENTの『覚醒する恐怖』冒頭に登場するボーグ艦の残骸の中に、このミニチュアが雪に埋もれてこっそり顔を出している。

非正史編集

 エンタープライズDが喪失するまで、ソヴェリン級の二番艦は、元々USSホノリウスとして建造が進められていた。

外部リンク編集

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