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USSエンタープライズ(NCC-1701-D)

トーク5
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USSエンタープライズ
Enterprise-d.jpg
クラス: ギャラクシー級
艦種: 探査艦
登録番号: NCC-1701-D
所属: 惑星連邦宇宙艦隊
建造場所: ユートピア・プラニシア造船所火星
就役: 2363年10月4日
退役: 2371年ヴェリディアン星系で大破、不時着
全長: 641m
全幅: 470m
全高: 138m
重量: 4,960,000mt
速度: ワープ9.8(緊急時)
ワープ9.6(12時間)
ワープ9.2(基準最高速度)
ワープ6(巡航速度)
デッキ数: 42デッキ
乗員数: 1012名
武装: タイプXフェイザー・アレイ×12基
魚雷ランチャー×3基
光子魚雷×275発搭載
防御: ディフレクター・シールド
艦長: ジャン=リュック・ピカード大佐
状態: 損失2371年現在)
USS Enterprise-D, These Are the Voyages.jpg
Galaxy class aft.jpg

 USSエンタープライズ(USS Enterprise NCC-1701-D)は惑星連邦宇宙艦隊所属のギャラクシー級の宇宙艦であり、宇宙艦隊旗艦であるUSSエンタープライズの名を受け継ぐ5代目の艦である。

歴史編集

建造から就役編集

Enterprise-d extreme closeup

マッキンリー基地に入港中のエンタープライズ

 エンタープライズDは太陽系火星にあるユートピア・プラニシア造船所で建造された。宇宙艦隊は長期における深宇宙探査を目的とした新型宇宙艦の開発計画、ギャラクシー級計画を発足させ、宇宙艦隊でも最大の容積を誇り、尚且つ銀河の白鳥と呼ばれる美しいデザインを誇るこのギャラクシー級が生まれた。(TNG:メンサー星人の罠TNG: 謎の幻覚テレパシー

 宇宙艦隊は五代目USSエンタープライズをこの最新鋭艦であるギャラクシー級に決定し、プロトタイプであったUSSギャラクシー、そして二番艦であるUSSヤマトに続くギャラクシー級の三番艦として、2363年10月4日に就役させた。(Star Trek: The Next Generation Technical Manual

 建造工事はオーフィル・クインテロス中佐が監督していた。リア・ブラームス博士はエンタープライズのワープ推進システムの設計に大きく関わっていた。(TNG:盗まれたエンタープライズ

 ユートピア・プラニシアでの建造後、地球軌道上のマッキンリー基地で最終的なシステム調整が行われた。そして、宇宙暦41153.7にジャン=リュック・ピカード大佐がノラ・サティ少将からの辞令で正式に艦長として就任した。(TNG:永遠への旅

ピカード艦長によるセブン・イヤー・ミッション概略編集

Kavis Alpha sector

赤色巨星の調査を行うエンタープライズ

 エンタープライズDはその七年間の任務で多くの種族とのファースト・コンタクトを行った。

 エンタープライズは2364年の最初の任務であるファーポイント基地調査の際に、Q連続体として知られる高度な種族と敵対的な遭遇をした。エンタープライズはこの時にから逃げるために限界速度を出した。また、この時に初の船体分離も行っている。この時の船体分離は非常に危険とされるワープ航行中の船体分離でもあった。(TNG:未知への飛翔

 また同年、コジンスキー博士のワープ実験の際に理論上の限界速度ワープ10を超えた。[1]そのため、エンタープライズは遠方の銀河を訪問する最初の連邦艦となった。(TNG:宇宙の果てから来た男

USS Enterprise-D in distant galaxy

別の銀河に到達したエンタープライズ

 2364年後半にエンタープライズはバイナー人らによって第74宇宙基地からハイジャックされた。彼らは自らの母星の故障したコンピュータを修理するために艦のコンピュータを利用するつもりであった。この事件の後、バイナー人らはピカード艦長に艦を返還し、彼らは自らの行動の責任を負った。(TNG:盗まれたエンタープライズ

 2365年、Qの力で遠方の宇宙に飛ばされたエンタープライズはボーグ集合体とファーストコンタクトを行った。この時ボーグの攻撃でデッキ4、5、6のセクション27、28、29は切り取られてしまい、18名のクルーが犠牲となった。(TNG:無限の大宇宙

 2366年から2367年にかけてボーグによる第一次太陽系侵攻が行われた際に、ボーグと交戦したエンタープライズは重大な損害を受けた。ボーグの攻撃により機関室を含むデッキ36が減圧され、少なくとも11名、更にもう8名が犠牲になった。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編

Earth station mckinley

マッキンリー基地で修理を受けるエンタープライズ

 ボーグとの決戦のため、メイン・ディフレクターはエネルギー兵器に改造されたが、ボーグに同化されたピカード艦長の知識によりその試みは失敗に終わった。また、この攻撃によりエンタープライズのディフレクターとワープ・コアは重大な損害を受け、いくつかのデッキは放射能に汚染された。

 地球軌道上の最終決戦でエンタープライズはデッキ23~25は重大な損害を受けるが、辛くもボーグ・キューブの破壊に成功する。戦いの後マッキンリー基地で5~6週間の修理作業が必要となった。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編TNG: 戦士の休息

 その修理及び改装作業でフェイザーはアップグレードされ、ダイリチウム結晶室ハッチは新しいものと交換された。しかし、同年ワープ・コアの爆発事故が発生し、最初はロミュランによる破壊工作が疑われたが、この時に交換したハッチの欠陥が原因であることが分かっている。(TNG:疑惑

 2367年後半にクリンゴン帝国で発生した内戦では、デュラス家に対するロミュラン軍の支援を阻止するためにクリンゴン帝国とロミュラン帝国の中立地帯にエンタープライズを旗艦とした艦隊を配備し、遮蔽して国境を超えるロミュラン艦を封鎖するためにタキオン検知グリッドを張った。(TNG:クリンゴン帝国の危機・後編

USS Enterprise-D adrift

すべての制御を失ったエンタープライズ

 2368年前半、航行中のエンタープライズは量子フィラメントに衝突し、艦のほとんどのシステムが破損しすべてのパワーが損失するという事故に見舞われ、ワープ・リアクター反物質抑制フィールドが崩壊しかけ艦が爆発する寸前であったが、応急修理が間に合い最悪の事態を免れた。(TNG:エンタープライズ・パニック

 また同年、タイフォン領域の調査中に時間断層に捕われ、2278年にこの領域で行方不明(エンタープライズ同様時間断層に捕われていた)となったUSSボズマンと衝突し爆発したが、爆発が原因である循環する時間の輪に捕われた。しかし、次の輪の自分たちにメッセージを送ることに成功し衝突を回避させ、USSボズマンと共に時間断層から抜け出すことに成功した。この時、エンタープライズは約17日間循環する時間の輪に捕らわれていた。(TNG:恐怖の宇宙時間連続体

Galaxy class docked at DS9

ディープ・スペース・9に寄港するエンタープライズ

 2369年、エンタープライズはカーデシアから解放されたベイジョーの支援のためにディープ・スペース・9に駐留する宇宙艦隊部隊を輸送する第一波となり、三隻のランナバウトと宇宙艦隊派遣部隊の大部分をDS9へ輸送した。(DS9:聖なる神殿の謎

 また、同年長期間のワープ航行を行ったエンタープライズはアーカリア基地バリオン除去を受けた。この時に、エンタープライズのワープ・コアから危険な物質であるトリリチウムを盗もうとするグループが侵入したが、上級士官らによって阻止された。(TNG:謎の潜入者

 同年、惑星連邦の歴史の中で最も重要な発見の一つと位置づけられる発見がエンタープライズでなされた。銀河系最古種のヒューマノイド種族からのメッセージを解読するリチャード・ガレン博士の研究を引き継いだエンタープライズは、銀河系のヒューマノイド種族共通の先祖がいることを発見した。(TNG:命のメッセージ

 2369年後半、エンタープライズは救難信号を発しているロミュラン・ウォーバードの救出作業中に破壊された。ウォーバードのエンジン・コアであるマイクロ・ブラックホールに誤って寄生した量子特異点に寄生する生物の影響でウォーバードのエンジンが不調となり、そこへエンタープライズからパワー伝送ビームが発せられたことによりフィードバックが起こった事が原因であったが、これが原因で時空分裂を引き起こしたため爆発の直前に当時艦外任務を行っていた他のクルーによって爆発は阻止された。(TNG:時空歪曲地帯

 2370年、エンタープライズでは新しいワープ・コアのテストが行われた。新しいコアは第84宇宙基地で設置され、パワー・トランスファー・コンジットの交換も実施された。(TNG:戦慄のドリーム・プログラム

 エンタープライズの機関部長ジョーディ・ラフォージ少佐USSイントレピッド(NCC-74600)の機関部長ドナルド・キャプランと、艦隊で最も高いパワー交換比率を競っていた。(TNG:危険なワープ・エネルギー

 エンタープライズはペガサス事件の調査の際に、艦隊でも僅かな遮蔽装置を使用した艦の一つとなった。それはUSSペガサスで極秘裏に開発されていた位相遮蔽装置を使用し、小惑星から脱出するために使用された。(TNG:難破船ペガサスの秘密

USS Enterprise (NCC-1701-D) enters asteroid field

アステロイド・フィールドを抜けるエンタープライズ

 2370年、巨大な彗星の調査任務を実施中に彗星内から既に滅亡した古代ダルセイ文明遺物を発見した。ダルセイ文明の遺物により一時的に艦はダルセイ文明に侵食されるが、クルーの機転により艦は元通りとなった。(TNG:多重人格アンドロイド

 同年後半、ウォーフ大尉はエンタープライズの武器システムのアップグレードを行ったが、艦内がバークレイ型プロトモルフォシス症候群に侵された際にアップグレードは中止された。(TNG:恐怖のイントロン・ウィルス

 宇宙艦隊士官であるマイルズ・オブライエンカーデシアの陰謀により捕らえられた際に、連邦はカーデシア連合への圧力としてエンタープライズ他二隻を非武装地帯へと派遣した。(DS9:疑惑の法廷

 2371年前半、エンタープライズは艦内の改装を受けブリッジのコンソールが増設され、艦内照明が変更された。ブリッジ内のコマンド・エリアに段差が付けられ、ブリッジ左右の壁に新たにコンソールが増加された。科学ステーションが全部で四つに増え、機関制御ステーションも一つ増設された。ミッション・オプス・ステーションと環境制御ステーション、そして全部で三つの通信ステーションが新たに追加された。また、戦術コンソールには椅子が追加された。

エンタープライズの破壊編集

USS Enterprise-D evades the Duras sisters' Bird-of-Prey

デュラス姉妹との戦闘

 2371年、エンタープライズは、クリンゴン帝国の謀反者であったデュラス姉妹が指揮するバード・オブ・プレイにより奇襲攻撃を受けた。  本来ならば、旧式のバード・オブ・プレイギャラクシー級の艦に太刀打ちできるはずは無かったが、誘拐されたジョーディ・ラフォージ少佐バイザーエル・オーリア人ソランが施した細工によって、エンタープライズのシールド周波数(257.4MHz)がデュラス姉妹に見破られてしまう。デュラス姉妹光子魚雷の周波数を257.4MHzにセットし、発射した。エンタープライズワープ・コアに深刻なダメージを受け、円盤部の緊急分離が行われたが、推進部の爆発によりヴェリディアン3号星の大気圏へと突入し、同惑星に不時着した。

 幸い、データ少佐が破損したインパルス・エンジンに代わって反動推進エンジン・コントロールを復旧させることに成功し不時着は成功した。しかしながら、回収不可能な程の損傷を受けていたためエンタープライズは登録抹消されることとなった。不時着したクルーはUSSファラガット(NCC-60597)率いる三隻の救援部隊によって救出された。(スタートレック:ジェネレーションズ

USS Enterprise-D saucer crash

ヴェリディアン3号星に不時着した円盤部

 エンタープライズを下艦する前に、ジャン=リュック・ピカード艦長は、エンタープライズの歴史はこれで終わるわけではないと副長のライカーに語った。

 また、2372年にディープ・スペース・9に転属となったウォーフ少佐に対し、ベンジャミン・シスコ大佐はエンタープライズの損失に対するお悔やみを述べ、エンタープライズが良い艦であったと述べている。(DS9:クリンゴンの暴挙

ミッション中のファースト・コンタクト編集

 エンタープライズの任務中にファースト・コンタクトした種族と日付の一覧である。尚、日付はその種族の最初の一人との接触が行われた日もしくは公式に接触が行われた日である。

Q連続体の一部はこれ以前にも密かに人類と接触していることが後に判明している。(TNG: TRUE QVOY: Q1、Q2
ファーストコンタクトは2151年エンタープライズ(NX-01)の探査任務中であったが、その時は相手がフェレンギであることは不明であったため公式な接触は2364年となった。(ENT: 獲物たちの罠
2153年に非公式なファーストコンタクトが行われたが、その時はボーグであることが不明であった。 (ENT: 覚醒する恐怖
2367年にエンタープライズはパクサンと遭遇したが、彼らによって遭遇の記憶がすべて抹消されたため記録に残っていないが、事実上のパクサンと人類のファーストコンタクトとなった。(TNG: 空白の一日
2368年以前に7度の接触はあったものの、タマリアンの言語体系が判明したのはエンタープライズとの接触が初めてだった。

技術情報編集

概略 編集

USS Enterprise-D, TNG Season 1-2

ワープ中のエンタープライズ

 エンタープライズは全42デッキ構成であり、全長は初代エンタープライズであるコンスティチューション級の約二倍、居住区の容積は約八倍となっている。乗員数は全部で1012名である。(TNG:恐怖のワープ・バブルTNG: 少年指揮官ジャン・リュック・ピカードTNG: 恐怖のイントロン・ウィルス

 メイン・ブリッジ作戦室及び観察ラウンジはデッキ1に位置し、環境制御システムの故障等に備えてセーフティ・インターロックによって厳重に保護されている区画でもある。(TNG:永遠の絆

 メイン・シャトルベイはデッキ4に位置し、デッキ18には第二及び第三シャトルベイが位置する。また、多数の貨物室も備えられており、デッキ13には追加のシャトルベイも備えられている。(TNG:亡霊反逆者TNG: 謎の第3次亜空間TNG: 転送事故の謎

Galaxy class stardrive section, remastered

船体分離を行った推進部

 デッキ8は一部未完成部分を含んだ多目的デッキであり、必要に応じて様々な作業空間に改造することが可能となっている。(TNG:イヤール星の使者) また、同デッキには戦闘ブリッジと士官用個室も配置されている。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編

 機関室はデッキ36に位置し、デッキ12の他に艦内に数か所医療室も備えられている。(TNG:恐怖のワープ・バブル) 反物質貯蔵庫はデッキ42に位置しており、メイン・エンジンだけで第二船体の12のデッキを占めている。(TNG:イヤール星の使者

 デッキ25には魚雷ランチャードッキング・ポートが配置されている。(TNG:盗まれたエンタープライズ) また、エンジン・ナセル制御室も同デッキに配置されており、ネラ・ダレン少佐によると艦内で最も音響効果が良い場所の一つであるジェフリーズ・チューブ25である。(TNG:謎の幻覚テレパシーTNG: ギャラクシー・ロマンス

 艦内で唯一、船外へのアクセスハッチを有する貨物室は第4貨物室であり、それはデッキ18に位置していた。

USS Enterprise-D in orbit of Veridian III

エンタープライズ後方から

 エンタープライズの最高速度はワープ9.6であり、最大12時間同速度を維持することが可能である。(TNG:未知への飛翔) また、通常航行時にエンタープライズが発生させた最大出力は127億5000万ギガワットであった。(TNG:TRUE Q) 艦全体の莫大なエネルギーを扱える唯一の装置はメイン・ディフレクターだけであり、必要に応じて高出力エネルギーを発するために改造されて使用されることもある。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編) 艦内には全部で約4000のパワー・システムが配置されている。また、転送室は艦内に20か所設置されている。(TNG:盗まれたエンタープライズ

ワープ・エンジン編集

インパルス・エンジン編集

 主インパルス・エンジンとして、第2船体のドーサルネック後方(第23デッキ)に1基、船体が分離した際の円盤部推進用として、円盤部後方(第10デッキ)に2基搭載されている。

 燃料は、ワープドライブと共用のデューテリウムが用いられ、核融合反応によるプラズマ排気を亜空間フィールド・コイルと磁気アクセラレーター・コイルで加速して推進する。非常時には、少量の反物質燃料を融合チャンバーに注入して、急加速を行うことも可能。

 インパルス推進で得られる最大速度は、光速の約75%であるが、通常、光速の25%以上の速度を出す場合は、ワープ推進に移行した方が効率が良い。

船体分離編集

 エンタープライズDは危険に遭遇した際、艦に搭乗する多くの民間人や非戦闘員を一時的に避難させる必要に迫られることがあるため、自力でのドッキングが可能な船体分離機構を備えている。避難が行われるのは大部分の居住区を含む円盤部の方で、ワープ・エンジンと戦闘ブリッジ、主だった兵装を備えた第二船体が危機への対処にあたる。円盤部と第二船体は、18基のドッキング・ラッチで結合され、更に構造維持フィールドのエネルギーにより接合部の補強がなされている。ドッキング・ラッチは、拡散接合されたトリタニウム・カーバイドで作られており、4系統の電磁流体ピストンによって駆動される。一旦、分離命令が発せられると、双方の船体を結ぶエネルギー、コンピュータ・ネットワーク、気体、液体などのインターフェースおよびターボリフトの経路は全て遮断される。ワープ航行中に船体分離が実行された場合は、両者の慣性制動装置と構造維持フィールドはそれぞれの飛行特性に合わせて調整が行われ、円盤部はインパルス・エンジンに搭載されている亜空間フィールド・コイルによりワープ・フィールドを維持しつつ減速を行う。
 切り離された円盤部が惑星の周回軌道を維持できない場合は、最後手段として地表への不時着も可能であるが、円盤部には着地の際に相当な衝撃が加わるため、再度宇宙を航行することはほぼ不可能である。(ただし、コスト面の理由により、大気圏突入の実地テストは行われておらず、エンタープライズDの円盤部が実際にヴェリディアン3号星への不時着を行うまでは、コンピュータ・シミュレーションによるデータ、及び、過去に円盤部で不時着を行った3隻のより小型の宇宙艦のデータが存在するのみであった) 

武装編集

 エンタープライズDは全部で12基のフェイザー・アレイ、3基の魚雷ランチャーを装備しており、光子魚雷搭載数は250発であった。また、多数の周波数で作動させることができる高出力のシールド・グリッドを装備していた。2371年に破壊された際のシールド波長は257.4であった。(TNG:謎めいた記憶喪失スタートレック:ジェネレーションズ

 円盤部には大出力のフェイザー・バンクが搭載されており、必要に応じて船体分離を行う戦術を採ることも可能である。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編) また、推進部も主要兵器を搭載しており、光子魚雷とフェイザーで攻撃を行うことができた。また、後に船体分離を利用する戦術プロメテウス級に採用された。(VOY:プロメテウスの灯を求めて

艦内生活編集

 2367年データ少佐による艦内の一日の記録では、4名の誕生日、2件の人事異動、2件のチェス・トーナメント、中学の学芸会、4名の昇進および少なくとも1名の出産が記録されている。(TNG:ヒューマン・アンドロイド・データ

 通常、エンタープライズは3交代シフトで運行されていた。(TNG:若き勇者達) 2369年に一時的にエドワード・ジェリコ大佐がエンタープライズの指揮を執った際に4交代シフトに変更されたが、人員スケジュールの問題が頻発したことが記録されている。(TNG:戦闘種族カーデシア星人・前編

 上級士官や部門の長といった中尉以上の階級の士官には個室が用意されたが、それ以外の下士官や階級の低い士官は共同部屋での生活であった。(TNG:若き勇者達) また、家族のいる士官は家族と同居できる個室が与えられた。(TNG:姿なき宇宙人TNG: 死に急ぐ惑星アルデアTNG: イマジナリィ・フレンドTNG: ホロデッキ・イン・ザ・ウエストTNG: 新たなる旅路

 円盤部のデッキ10最先端に位置するテン・フォワードは艦内の社交場の中心であった。多くの乗員はこのラウンジで憩いの時間を楽しんだ。(TNG:光から生まれた生命TNG: アンドロイドのめざめ) デッキ10にはホロデッキも多数備えられており、デッキ12には各種レクリエーションルームが備えられていた。(TNG:宇宙空間の名探偵TNG: 滅びゆく惑星

デッキ情報編集

ここのデッキ情報はエンタープライズ固有情報であるため、ギャラクシー級一般のデッキ情報はこちらを参照。

クルー情報編集

「勝利を疑わなかった、古代伝説の勇者のようになんでもできる気がしていた」
ウォーフ (DS9:クリンゴンの暴挙

 2366年の時点で、ベタゾイドクリンゴンエル・オーリアンヴァルカン及び人類を含むおよそ13の種族がエンタープライズ全乗員1014名を構成していた。(TNG:汚名~クリンゴン戦士として~

 また、その後任務途上でボリアン、ベンザイト、ベイジョー、ネイピア及びアンドロイドも含まれた。また、2369年の時点では非連邦加盟種族からの乗員も17名在籍していた。(TNG:命のメッセージ) また、エンタープライズにはイルカも乗せていた。(TNG:究極のパートナー

 エンタープライズには宇宙艦隊士官の他に、その家族を含めた民間人も多数乗艦していた。艦隊士官は艦の重要な業務を行い、民間人は艦の科学部や医療部での勤務が可能であった。テン・フォワード艦内学校植物園などは民間人によって運営されていた。(TNG:謎めいた狂気TNG: 暗黒星団の謎TNG: 神経医療エキスパート ドクター・ラッセル

 乗員の勤務査定は3ヶ月毎に行われており、副長ウィリアム・T・ライカー中佐とカウンセラーディアナ・トロイによって監督されていた。(TNG:生命リンクテレパシーTNG: 若き勇者達TNG: 謎の幻覚テレパシー

指揮官の変遷編集

 エンタープライズDの艦長はその航海の大部分を通してジャン=リュック・ピカード大佐が務めたが、2367年にピカード大佐がボーグによって同化された際には一時的に副長であるウィリアム・T・ライカー中佐が艦長へと昇進した。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編

 2369年、ピカード大佐が一時的にセルトリス3号星カーデシアへの潜入任務に就いた際に、エドワード・ジェリコ大佐が後任として艦長職に就いた。(TNG:戦闘種族カーデシア星人・前編後編

 によってピカード大佐が体験した可能性の未来の中で、彼はノーシカンと喧嘩をして重傷を負わなかった場合の未来では、エンタープライズはトーマス・ハロウェイ大佐によって指揮されていた。(TNG:運命の分かれ道

 また、アークタス・バランの傭兵にピカードとライカーが拉致された際には、データ少佐が一時的に艦長を務めた。(TNG:謎のエイリアン部隊・前編後編

エンタープライズのその他のクルーに関連する情報はこちらを参照。

上級士官編集

別の時間軸のエンタープライズ編集

複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)

 エンタープライズは様々な別の時間軸のエンタープライズと遭遇した。

渦巻状の空間異常との遭遇編集

USS Enterprise-D consumed by energy vortex

空間異常に巻き込まれるエンタープライズ

 2365年、別の時間軸のエンタープライズを観測した。未来のエンタープライズは局所的な渦巻状の空間異常と遭遇し、その数時間後に破壊されるという未来であったが、その時の唯一の生存者であるピカード艦長が現在のエンタープライズによって発見された。そして、その未来のピカード艦長が辿ったのと同じ運命を現在のエンタープライズも辿るかと思われたが、現在のピカード艦長はその渦巻きから脱出を図らずに、逆に渦の中心に向けて艦を進めた。その結果、起こるはずだったエンタープライズの破壊という未来が消えたのだった。(TNG:戦慄の未来

エンタープライズCとの遭遇編集

Ambassador starboard of Galaxy

二世代のエンタープライズが遭遇した

 更に別の時間軸では、ナレンドラ3号星のクリンゴン前哨基地の防衛戦の最中USSエンタープライズCが消滅したことで歴史が変わり、連邦とクリンゴン帝国の関係は急速に悪化し、戦争状態へと陥っていた。

 この時間軸では、USSエンタープライズDは連邦によって建造されたギャラクシー級“戦艦”の1番艦であり、6000名の兵士を輸送することができた。艦には民間人もカウンセラーも一切乗艦しておらず、純粋な軍艦であった。ブリッジには従来と違いコマンドエリアには艦長席のみが設置されており、各種コンソールが増設されていた。また、レプリケーターは最小限のパワーに抑えられており、艦内のパワーの多くは武装にまわされていた。

 2366年戦闘暦43625.2にエンタープライズは第105宇宙基地付近の領域で時空の裂け目を発見し、その中から前世代のエンタープライズであるUSSエンタープライズCが現れた。D型エンタープライズはC型エンタープライズの修理を支援したが、その最中にこのクリンゴンとの戦争を避けるためにはC型艦を元の時代へと送り返す必要があることを知った。エル・オーリアンガイナンには、時空の変化を察知する能力があり、この歴史改変にただ一人気づいたのだった。それをピカード艦長に伝え、歴史修正のためにC型艦を元の時代へと返すことを説得したのだった。

 しかし、C型艦が時間の裂け目に向かおうとする最中、3隻のクリンゴン軍のクヴォート級巡洋戦艦が攻撃を仕掛けてきたため、D型艦はC型艦を援護するために単艦応戦したが、多くの死傷者を出し満身創痍となった。D型艦のワープ・コアが崩壊する直前、C型艦は無事に元の時代へと戻ることに成功し、すべての時間の流れが正常になったのだった。(TNG:亡霊戦艦エンタープライズ“C”

クラッシャーが体験したワープ・バブルによる別の時間軸編集

 2367年医療部長ビバリー・クラッシャーワープ・バブルに取り込まれた際に、様々な時間軸の宇宙を体験した。そこでは、次々に人や物の存在が消え去っていくのだった。時間がたつにつれて約1000名の乗員がいたはずのエンタープライズの乗員が300名、100名と減っていき、最終的には2名にまで減っていった。しかし、ワープ・バブルの崩壊によってすべてが元通りとなり、ここで体験した別の時間軸のエンタープライズの存在は徐々に消えていったのだった。(TNG:恐怖のワープ・バブル

量子の裂け目で発生したパラレルワールド編集

Enterprise-D bridge, parallel reality

別の時間軸のエンタープライズのブリッジ

 2370年前半、ウォーフ大尉が量子の裂け目に遭遇した結果、1000以上の異なる量子現実と遭遇した。

 ウォーフは当初僅かな変化を感じていたが、その変化が繰り返されるうちに元々知っていた現実とはかけ離れた現実にいることを発見した。ある時間軸ではピカード艦長はボーグとの戦いで死亡しており、代わりにライカーがエンタープライズの艦長を勤めていた。また、その他の時間軸ではウェスリー・クラッシャーはエンタープライズの正式な士官となっていた。また、別の時間軸では医療部長がアリサ・オガワに変わっていたのだった。また、その時間軸ではジョーディ・ラフォージがカーデシアの攻撃で死亡していたのだった。また、一部の時間軸では連邦と敵対する種族であるカーデシアがエンタープライズの乗員に含まれていたり、フェレンギの士官が含まれていた。また、連邦の保護下にあるベイジョーがある時間軸では、カーデシアを撃退し勢力を広げていた。

 そして量子の裂け目によって様々な時間軸のエンタープライズが一同に会した際に、ウォルフ359の戦いの後にボーグによって連邦が同化された時間軸からやってきたエンタープライズもその中に含まれていた。その後、無事に裂け目は閉じられ、ウォーフは本来自分がすごしたはずの時間軸に戻っていることを確認したのだった。(TNG:無限のパラレル・ワールド

反時間の爆発編集

USS Enterprise-D, anti-time future

可能性の未来のエンタープライズ

 デヴロン星系における反時間爆発に遭遇した際に、ピカード艦長はいくつかの別の時間軸に遭遇した。そして、それはそれぞれが独立した時間軸であった。

 2364年過去の時間軸において、それまで歩んできた歴史と違いデヴロン星系にロミュランの船が多数集結しているという異常事態が発生し、ファーポイント基地の任務が中止となった。この時ピカードは自分が様々な時間をシフトしているという事実が、未来に影響を与えるかもしれないと懸念し、それをクルーに伝えなかった。

 彼は宇宙艦隊からデヴロン星系へと向かうようにという命令を無視して、当初の予定通りファーポイント基地へ向かうよう指示したが、後に撤回しデヴロン星系へと向かい、逆タキオン・パルスで空間異常のスキャンを開始した。しかしながら、この逆タキオン・パルスこそがこの空間異常を増幅させ空間亀裂を発生させていることが判明した。そして、空間亀裂を閉じるためには静的ワープ・シェルを形成させる必要があった。しかし、数々の根拠不明な命令を繰り返すピカードに対して過去のクルーたちは戸惑いを感じていた。ピカードは彼らを説得し空間亀裂を防ぐためにエンタープライズで亀裂の中へ進みワープ・シェルの形成を開始した。亀裂内では現在と未来のエンタープライズも同様にワープ・シェル形成のために集まっていた。しかし、過去のエンタープライズはワープ・コアが崩壊し破壊された。

 反時間の現在の2370年では、それまでの歴史通りの道を歩んでいた。そして、デヴロン星系で発生した空間異常を逆タキオン・パルスで調査を行っていた。しかし、過去同様に空間亀裂を修復するためにワープ・シェルを形成する必要があることに気づき、過去と同様に亀裂の中へと進んでワープ・シェルを形成したが、ワープ・コアが崩壊しこちらも破壊されたのだった。

 未来の時間軸において、エンタープライズは第247宇宙基地のライカー大将の旗艦となっていた。

USS Enterprise-D 2395, firing phasers

フェイザーの射撃

 この時間軸のエンタープライズはいくつかの改装を受けていた。円盤部底部には大型フェイザー・キャノンを増設し、エンジンは3本目のエンジン・ナセルが増設され、遮蔽装置も装備していた。USSパスツールでデヴロン星系の空間異常の調査に訪れていたピカードらはクリンゴンに攻撃を受けたが、駆けつけたエンタープライズがこのフェイザー・キャノンの3斉射でネグヴァー級のクリンゴン戦艦を撃破した。ピカードたちは駆けつけたエンタープライズによって救出された。

 ライカーは彼らを救出後、直ちに連邦の領域へと戻るよう命令したが、ピカードはデヴロン星系へ戻るように彼を説得した。そして、そこで発生したばかりの空間亀裂を発見し、過去のエンタープライズ同様亀裂に侵入しワープ・シェルを形成を行った。この最後のエンタープライズは他の2隻が破壊された後もワープ・シェルの形成を続け最後に破壊されたが、無事に亀裂の修復に成功したのだった。(TNG:永遠への旅

ヴェリディアン3号星での破壊編集

 更に別の時間軸では、エンタープライズの円盤部はヴェリディアン3号星に不時着した後にヴェリディアン星系の崩壊によって破壊された。この時間軸では、トリアン・ソラン博士恒星ヴェリディアンにトライリチウム・ミサイルを撃ち込むことに成功し、結果として発生した衝撃波によって星系の惑星すべてが破壊されたのだった。

 幸いにも、衝撃波が3号星に到達する前にソランとピカード艦長はネクサスへと送られ、ネクサスでピカードはジェイムズ・T・カークの協力を取り付けて二人でソランがミサイルを発射する直前の時間に戻り、ヴェリディアンの破壊を阻止することができたのだった。(スタートレック:ジェネレーションズ


付録編集

注釈編集

  1. コジンスキーの実験の際にラフォージがワープ10を超えていると言及しているが、艦の推進システムの構造上ワープ10の速度を出すことは不可能である。また、ワープ10という速度が無限の速度と定義しているワープ理論はこのエピソードの制作段階で完全に確立していたわけではなかった。この時のエンタープライズには超高速ワープ速度の測定技術がなかったため、事実上の速度はワープ9.999999+であったと考えられる。(Star Trek: The Next Generation Technical Manual

登場回編集

 USSエンタープライズDは『新スタートレック』の178のエピソードすべてと、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』の1エピソード、『スタートレック:ジェネレーションズ』と『スタートレック:エンタープライズ』の1エピソードに登場している。USSエンタープライズDはスタートレックで最も多く登場した宇宙艦である。

背景編集

デザインガイド編集

 エンタープライズDのデザインは、アンドリュー・プロバートハーマン・ジマーマンリチャード・ジェームスによる。ただTNG企画時に新たに描き起こされたデザインではなく、元はプロバートが幻に終わった『スタートレック フェイズⅡ』企画時に描いたものである。

 エンタープライズDはエンタープライズAよりはるかに大型艦であることがコンセプトであったため、円盤部を大胆にも楕円形とし、幅を大きく強調したデザインとなった。同艦はこの楕円形の円盤部が正円に見えるアングルが最も美しいと言われ、この優雅なデザインは「銀河の白鳥」と呼ばれ絶賛されている。エンタープライズEをデザインしたジョン・イーブスは、このエンタープライズDをキャデラックとし、エンタープライズEはポルシェを意識したという。

ミニチュア編集

 ミニチュアは2フィート、4フィート、6フィートモデルが使われた。このうち4フィートモデルがもっとも遅く作られた(第3シーズン以降)。6フィートモデルは最初期からあり、このモデルだけが船体分離が可能であった。しかしこのモデルはディティールが荒く、重く、大きく、第一第二船体接合部もデリケートであり、撮影チームには評判がよくなかった。そこでグレッグ・ジーンは新たに4フィートモデルを作り上げ、第3シーズン以降は主にこのモデルが撮影に使われることとなった。このモデルはパネルラインのディティールにプレーティングという技術を使っている。これは船体表面のパネルラインにレベル差があり(デコボコになっており)、遠景撮影においてリアルな宇宙艦の船体を演出できるというものである。

 なおENT最終話『ENT: 最後のフロンティア』に登場したエンタープライズDはCGIである。

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