(複数の異なる時間軸からの情報)
旗艦(Flagship)とは、宇宙艦の役割を指す用語である。通常、旗艦と呼ばれる艦は将官クラスの士官によって指揮された。艦隊を編成している複数の艦を指揮する立場にある艦を旗艦と呼称する。
実際に艦隊行動をとっていない場合でも、象徴的な意味合いで旗艦と呼ばれる場合もある。
宇宙艦隊[]
USSエンタープライズ(NCC-1701-D)は、2364年から2371年までの七年間「惑星連邦の旗艦」であった。(TNG: イカルス伝説、TNG: 英雄症候群、TNG: 異次元テロリスト、TNG: 恐怖のワープ・バブル、TNG: 流浪のベイジョー星人、TNG: 生命リンクテレパシー、TNG: 戦闘種族カーデシア星人・前編、TNG: 謎の潜入者、TNG: 危険なワープ・エネルギー、TNG: 無限のパラレル・ワールド、スタートレック:ジェネレーションズ、DS9: ロムの反乱)
クリンゴン内戦の際に、クリンゴン-ロミュラン国境の封鎖任務を実行したピカード艦隊では、USSエンタープライズDが艦隊旗艦を務めた。(TNG: クリンゴン帝国の危機・後編)
2370年のボーグ危機の際に、アリーナ・ナチェフ中将はUSSゴルコンを旗艦とし指揮を執った。(TNG: ボーグ変質の謎・前編)
2373年のボーグによる第二次太陽系侵攻の際には、ヘイズ中将がボーグ・キューブの迎撃艦隊を指揮したが、中将の座乗する艦隊旗艦がセクター001の戦いで破壊されたため、代わりにUSSエンタープライズEのジャン=リュック・ピカード大佐が艦隊の指揮を執り、エンタープライズが艦隊旗艦へと移った。(スタートレック:ファーストコンタクト)
ドミニオン戦争の間、USSディファイアント(NX-74205)は多くの戦闘で艦隊司令を務めたベンジャミン・シスコ大佐の乗艦として艦隊旗艦を務めた。(スタートレック:ディープ・スペース・ナイン)
可能性の未来の中で、ウィリアム・T・ライカー大将は、五年前に退役になろうとしていたUSSエンタープライズDを自らの旗艦として選び座乗した。(TNG: 永遠への旅)
第一連合[]
2266年、宇宙艦隊のUSSエンタープライズ(NCC-1701)は第一連合のベイロック司令官指揮下の旗艦フェサリアスと遭遇した。(TOS: 謎の球体)
クリンゴン帝国[]
ロミュラン軍のトレス司令官はクリンゴンの無防備な前哨基地の攻撃命令を受けたが、ロミュラン軍が攻撃を開始する前にクリンゴン艦に発見され迎撃を受けた。ロミュラン軍が攻撃を開始する前にトレス司令官の指揮する部隊の半分が撃沈されたが、ロミュランの攻撃により、防衛のクリンゴン艦隊は全滅した。トレス司令官は自らクリンゴン軍の旗艦を撃沈させ、ソタレック賞を授与された。(TNG: ロミュラン帝国亡命作戦)
マートク総裁は、軍務に就く以前に五年間民間人として、シヴァング将軍指揮下の旗艦に勤務していたが、ロミュラン軍が艦に乗り込んできた際にロミュランと果敢に戦い、その後軍務に就くことが許された。(DS9: 今一度あの勇姿を)
2372年、クリンゴン軍は新しいクリンゴン艦隊の旗艦としてIKSネグヴァーを導入した。(DS9: クリンゴンの暴挙)
ドミニオン戦争中の2374年、マートク将軍はディープ・スペース・9を本拠地とする第9艦隊の最高司令官に任命されたが、マートクはステーション内にオフィスを置かずに艦隊旗艦であるIKSロタランに司令官オフィスを設けた。(DS9: 花嫁の試練) その翌年、ロミュラン上院議員であるキマラ・クレタクはディープ・スペース・9において艦の修理の優先順位が連邦軍及びクリンゴン軍よりも低いことを指摘し「ディヴィディシーズとジェノレックスは、3週間近く待たされ、その間に 10隻以上のクリンゴン船が修理に回っている」と抗議したため、キラ・ネリス少佐はオブライエン曹長に二隻のウォーバードを直ちにドックに入れるよう命令したが、オブライエンはマートク将軍の旗艦であるIKSロタランの修理が後回しになってしまう点について懸念し「しかるべき筋からマートク将軍に理由を説明してもらわないと。」と述べた。(DS9: 闇からの指令)
ロミュラン帝国[]
2266年、ロミュラン軍は政務長官の旗艦と呼ばれる最新鋭の戦艦で地球前哨基地を攻撃した。この戦艦はジェイムズ・T・カーク大佐指揮下のUSSエンタープライズによって追い詰められ、艦の司令官は敗北の責任を取り自爆した。(TOS: 宇宙基地SOS)
2268年、USSエンタープライズはロミュラン中立地帯を通過してロミュラン領内に侵入した際に二隻のロミュラン軍のD7級巡洋戦艦と一隻のバード・オブ・プレイに拿捕のため包囲された。
その時カーク大佐とスポック中佐はロミュラン部隊の旗艦に潜入し、遮蔽装置を盗み出すことに成功した。(TOS: 透明宇宙船)
2370年、ロミュラン中立地帯内に位置するデヴロン星系内で大規模な時空の歪みが発生した際に、IRWテリックスを旗艦とする四隻のウォーバードが中立地帯のロミュラン領域側に配置した。(TNG: 永遠への旅)
2375年、ドミニオン戦争の最後の決戦となったカーデシア・プライムの戦いにおいて、ロミュラン艦隊の旗艦が撃沈されたことによりロミュラン軍の戦線が崩壊した。(DS9: 終わりなきはじまり)
鏡像宇宙[]
テラン帝国[]
2155年、鏡像宇宙のテラン帝国の旗艦はISSエンタープライズであった。(ENT: 暗黒の地球帝国・前編) その後、ジョナサン・アーチャーは拿捕したUSSディファイアントを新たな旗艦とし、反乱軍に対して鎮圧行動を開始した。(ENT: 暗黒の地球帝国・後編)
2255年、帝国の旗艦及びテラン帝国皇帝フィリッパ・ジョージャウの住まう宮殿としてISSカロンが進水した。(DIS: 内なる狼、大それた野心、過去は序章、時空よ、永遠に・前編)
クリンゴン・カーデシア同盟[]
鏡像宇宙のウォーフ執政官は、テロック・ノールを占領したテラン反乱軍を討伐するために度々クリンゴン艦隊旗艦[1]を率いた。(DS9: 鏡あわせのジェニファー、平行世界に消えたゼク)
新たな時間軸[]
新たな時間軸では、USSエンタープライズは宇宙艦隊の旗艦であった。(スター・トレック)
艦種 |
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付録[]
注釈[]
- ↑ ウォーフが指揮したこの船は脚本中で "Klingon flagship" と書かれているだけで、劇中の言及はない。