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同化

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Picard dreams his assimilation

同化されるピカード

 同化(Assimilation)はボーグが新たな構成員や新たな技術をボーグ集合体に加えるための過程である。

 ボーグによる同化は捕食的性質を持っていた。ボーグは遭遇した様々な種族が生物学的及び科学技術的な特殊性が集合体の完全性に寄与するかどうかを評価し、同化するかどうかを決定した。集合体にとって有益であると判断されると、その種族は強制的に同化された。同化においてその種族の意思はボーグにとって重要なことではなかった。(TNG:無限の大宇宙浮遊機械都市ボーグ・前編VOY:大いなる森への旅) 24世紀の時点で、同化に値しないと判断された種族としてはケイゾンだけが知られている。(VOY:大いなる森への旅

同化の手順 編集

Nanoprobes in action

同化の手順:ナノプローブによって血球がまず同化される。

 ボーグは一般的に個人の同化よりも、宇宙艦の乗員や惑星の住民などのより大きなグループを一挙に同化することを好んだ。ボーグ・ドローンは僅かな個体が身近にいても脅威とならない限りは無視した。ボーグにとって有益と判断されるか、脅威であると判断されるまでは個人や少数のグループは同化対象にはならない。USSレイブンが最初にボーグ艦に探知された際にはボーグはそれを無視した。しかし、後にレイブンはボーグのセンサーをかわす技術を開発した際に再びボーグ艦に探知された際には、同化目標とされた。(VOY:ボーグ暗黒フロンティア計画

 ボーグは必要な事態が発生した際にはこの方針を覆し、個人を同化対象とした。2366年に惑星連邦の同化を試みた際に、人類に対する代弁者が必要であると判断し、ジャン=リュック・ピカード個人を同化対象とした。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編スタートレック:ファーストコンタクト

 宇宙艦の同化を実行する際にボーグ艦は相手の艦をトラクター・ビームで捕捉し、戦術的な優位に立とうとする。目標を捕捉するとボーグは目標のシールドを破り切断ビームや直接ドローンを送り込み艦の重要なセクションを破壊した。(TNG:無限の大宇宙

USS Voyager partially assimilated

ボーグ・テクノロジーを導入したUSSヴォイジャー

 艦の乗員が同化されるか、もしくは別の方法で制圧した状態において、ボーグは目標の艦の技術を取り込むために艦を解体した。ボーグは無力化した目標の艦をしばしば自らの格納庫へ収容した。(VOY:ボーグ暗黒フロンティア計画遺棄されたボーグ) しかし、ボーグは同化した艦を破壊せずに原型を保つことはまれであった。ボーグは自らの艦が破壊される等した際には目標の艦を同化して自らのものとするケースは複数報告されている。(スタートレック:ファーストコンタクトVOY:生命体8472・後編ENT:覚醒する恐怖

 艦隊規模で自らに立ち向かう目標がいる場合、ボーグはウォルフ359の戦いで実証されているようにすべての艦を完全に破壊することもいとわなかった。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編[1]

 ボーグは同化対象を探す際には、個人や宇宙艦を捜索対象にはしなかった。その代わり、同化対象となる種族の小さなコロニーからその支配領域全体に及ぶまでの種族世界全体を狙うことが知られている。また、通常の宇宙に限らず流動空間等の別の次元までもがその目標とされる。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編VOY:生命体8472・後編

 これらの大規模な同化任務における戦術は場合により異なった。生命体10026の同化の際には大規模な艦隊を編成して同化を行ったが、連邦に対する二度にわたる同化任務ではいずれも単一の艦が任務に当たった。ボーグは同化する惑星の保持を目的としなかった場合、地表すべての人工物も住民も破壊した。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編スタートレック:ファーストコンタクトVOY:ボーグ暗黒フロンティア計画

 ボーグは目標を同化する際に、ある程度決まった通告を行うことで知られている。

  • 目標に対して自らを名乗る(「我々はボーグだ」)
  • 目標に対して同化を通告する(「お前たちは同化される。」や「お前たちの文明はここで終わる。」)
  • 抵抗に対する警告(「抵抗は無意味だ。」)

 以下は知られているボーグによる通告。

技法 編集

Assimilationtubule

ナノプローブを注入される人間

 2368年以前にはボーグの同化技術については僅かしか知られていなかった。ボーグによる同化はまず同化チューブで標的の首にナノプローブを注入する。注入されたナノプローブは標的の血球に対して攻撃を加え、それから徐々に体全体が蝕まれる。同化されると自我は失われ集合意識へと接続される。(スタートレック:ファーストコンタクトVOY:ボーグの絆を求めて

 同化の初期段階では標的の赤血球がナノプローブによって蝕まれ、循環器を通してそれが体中に巡る。(VOY:生命体8472・前編) 数分以内にナノプローブは毛細血管を通して身体全体に広がる。標的はこの時点ではまだ自我を有しているが、免疫はボーグのナノプローブに対する耐性を持っていないため同化の進行を止めることはできない。体内のナノプローブはやがて移植器官を独自に形成し始める。最初に生成されるのはニューラル・トランシーバーであり、この器官が集合意識とドローンのリンクを確立させて自我を奪い、標的をコントロールする。同化の進行が進むと肌は徐々に青ざめたグレーに変色し、移植器官が身体のいたる所から出現する。(スタートレック:ファーストコンタクトENT:覚醒する恐怖) そして、各種ツールやアーマー及び機械化された手足を移植するために同化処置室へと送られ外科手術を受ける。(VOY:聖域ユニマトリックス・ゼロ・前編) 同化の過程は犠牲者の感情的及び肉体的に非情な苦痛をもたらす。(TNG:戦士の休息VOY:宿命の殺人星人

処理と防御 編集

 2153年デノビュラ人医師フロックスは自らの体内に注入されたナノプローブをオミクロン放射によって撃退することに成功した。しかし、これはデノビュラ人の身体が生理学的にオミクロン放射による毒性の効果に抵抗力があるために成功した稀な事例であった。(ENT:覚醒する恐怖

 最も基本的な対処法は、同化された犠牲者を同化が進行しボーグ・ディフェンスが作動する前の早い段階で殺すことであった。USSエンタープライズEがボーグによる襲撃を受けた際に、ピカード艦長はクルーに対して「既にボーグに改造された仲間に遭遇しても、ためらわずに撃て。それが彼らのためにもなるんだ。」と述べた。(スタートレック:ファーストコンタクト

 2367年、ピカードがボーグに拉致されロキュータスとして同化された際に、USSエンタープライズDのクルーたちは別の選択肢を選んだ。彼らはピカードを奪還し、ロキュータスのニューラル・ネットを逆に利用して集合意識からピカードの自我を切り離すことに成功した。彼の身体から移植器官を取り外すのは危険な手順ではあったが、ボーグ・キューブの破壊に成功し集合意識からのリンクが切れた後に無事にすべての移植器官を取り出すことができた。しかし、この同化体験で心に受けた傷は非常に深かった。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編戦士の休息

 2368年ネクリット領域を航行中であったボーグ・キューブは電磁嵐に巻き込まれて集合体とのリンクが切れ、約8万のドローンはそれぞれに自我を取り戻した。彼らは付近のMクラス惑星へと上陸し、そこで限られた医療物資を用いて移植器官を取り外して生活していた。しかし、自我を取り戻したドローンたちは互いに争うようになったため、平和な共存を目指し自らの意思で再びボーグ集合体のリンクを用いて独自の集合体を築くことを選んだ。(VOY:ボーグ・キューブ

 ボーグとの一時的な同盟を締結したUSSヴォイジャーは、同盟を破棄しようとしたセブン・オブ・ナインを止めるために已む無く彼女と集合体のリンクを強制的に断ち切った。自我を取り戻した彼女の身体からボーグ器官を完全に取り外すことは不可能であったため、ボーグ・アルコーブを艦内に設置して彼女の再生に使用した。(VOY:生命体8472・後編

 ブルナリは集合体に病原体を感染させるために遺伝子組み替えされた青年イチェブをつくり、ボーグに同化させた。この病原体がボーグ・キューブに感染し大人のドローンすべてが死滅したが、成熟室にいた子供のドローンは感染を免れた。その後2376年にそれら子供のドローンはUSSヴォイジャーによって集合体から解放された。(VOY:遺棄されたボーグ

Borg drone 1, tactical cube 138

同化されるキャスリン・ジェインウェイ。

 2377年、USSヴォイジャーのEMHによって開発された神経抑制剤により、身体的に同化されたキャスリン・ジェインウェイトゥヴォック及びベラナ・トレスは自我を保ったままドローンになることができた。そして、その状態でキューブ中枢部に侵入しセントラル・プレクサスに対する破壊工作を行った。その後帰還した三名は内科的合併症を起こすことなく安全に移植器官を取り除くことができた。(VOY:聖域ユニマトリックス・ゼロ・前編聖域ユニマトリックス・ゼロ・後編

 ヴォイジャーがセントラル・プレクサスに対する破壊工作を行った後、ユニマトリックス・ゼロに接続されたドローンたちはそれぞれの自我を取り戻し集合体に対する抵抗を行った。しかし、彼らは反乱の初期の段階ではまだボーグ器官を取り除くことはできなかった。(VOY:聖域ユニマトリックス・ゼロ・後編

 2378年可能性の未来からやってきたジェインウェイ提督はボーグに対する幾つかの防護措置を有していた。その中の一つに、同化が始まっても集合意識に自我を奪われることなく逆に神経溶解ウィルスを集合体に感染させるというものがあった。(VOY:道は星雲の彼方へ

併発症 編集

 ドローンが集合体から解放された後に再び個人としての自我を取り戻すには個人差があった。比較的短い期間同化されていただけの者や子供は長い期間ドローンであった者よりも容易に社会に適応することができた。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編VOY:聖域ユニマトリックス・ゼロ・後編) しかし、集合体で人生の大半を過ごしたドローンは解放された後も自我を確立させ社会に適応することが困難であり、ボーグの哲学が身に染みているため、集合体の声が聞こえないことへの孤独を感じる例が多い。(TNG:ボーグ"ナンバー・スリー"VOY:ケスとの別れ

 いずれの場合でも、個性を回復する過程でのボーグとして数々の種族を同化してきた残虐な記憶はトラウマとして個人の心に深い傷を残す場合が多い。(TNG:戦士の休息VOY:ボーグの絆を求めて) 医学的見地からは集合体から切り離されることで多くのリスクを背負うことになる。身体本来の免疫システムがボディアーマー、ボーグ細胞小器官、生合成分泌器官等に拒絶反応を起こす場合があり、これらの移植器官の抽出には熟練した医師の力が必要である。また、アイピースの影響で視神経にはボーグ器官を残さざるを得ない場合があり、そういったケースでは視力は通常よりも鋭くなることが知られている。(VOY:ケスとの別れ) 移植器官を取り外しても、同化の際に切除された本来の器官に置き換わる人工臓器等の器官がない場合はボーグ器官を残さざるを得ないケースも多い。(VOY:ボーグ・キューブボーグの絆を求めて) 2378年時点での連邦の技術では皮質ノード視覚インプラント同化チューブ等の一部の器官を完全に切除することは難しい。(VOY:ケスとの別れセブンの涙

関連項目編集

付録 編集

注釈編集

  1. ウォルフ359の戦いに参加した艦から一部のクルーは同化され後にデルタ宇宙域へと送られたことが描かれているが、その手段や方法は明らかになっていない。(VOY:ボーグ・キューブ

外部リンク 編集

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