亜空間歪曲(subspace distortion)ないし亜空間乱れ(subspace disturbance)は空間の構造の歪みで、宇宙船がワープ航法を行ったり、より珍しい現象が原因で発生する。
2154年、エンタープライズ(NX-01)のチャールズ・タッカー三世中佐とトゥポルは優生人類によって盗まれたクリンゴン・バード・オブ・プレイの亜空間歪曲を見つけ探し出した。ワープ痕跡のサインは無かったが彼らはバード・オブ・プレイを盗んだエリック・スンが痕跡を隠す方法を開発したと推測した。(ENT:野望の果て)
同年末、トラヴィス・メイウェザーは巨大な亜空間歪曲を見つけ、それはヴァルカン最高司令部がアンドリア侵攻の為に派遣した12隻のヴァルカン巡洋艦から発生したものだった。(ENT:バルカンの夜明け)
2367年、USSエンタープライズ(NCC-1701-D)のエンジニアレジナルド・バークレーはサイセリア探査機の影響下にあった時、艦のワープ・ナセルから高充填された重力子フィールドの放出を通して強力な亜空間歪曲を作る事が出来た。彼はエンタープライズを亜空間歪曲に入れる事に成功し艦を銀河系の中心へ運び、そこでエンタープライズはサイセリアンとファースト・コンタクトを行った。情報を交換し合った10日後にサイセリアンはエンタープライズを惑星連邦領域に帰還させた。(TNG:謎の頭脳改革)
2372年、マイルズ・オブライエンはカーデシア連合に侵攻する為にカーデシア・プライムへ向かう遮蔽したクリンゴンの機動部隊が発生させた巨大な亜空間歪曲を見つけた。(DS9:クリンゴンの暴挙)