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Warp bubble

完全球対称のワープ・バブル

 ワープ・バブル(Warp bubble)とは、ワープ・フィールドの原理に基づく亜空間現象であり、「閉じられた亜空間フィールド」とも言える。(Star Trek Encyclopedia
 実際の運用においてはワープ・フィールド亜空間バブルという言葉もほぼ同意味の用語として用いられる。

 宇宙艦は自身のワープ・コイルに高レベルのプラズマを注入することで艦の周囲に人工的なワープ・バブルを作り出す。ワープ・フィールド・バブルを1000ミリコクレーンの亜空間強度で非対称に発生させると、艦はワープ1光速)で進む。この際、バブルの中にいる宇宙艦自体は、通常空間に浮かんでいる。

 ワープ・バブルは第9次まで多重に張ることができる。ワープ・バブルの枚数に応じて、艦の速度は10/3乗ずつ増加する。(詳しくはワープ・ドライブへ )
 いくつかの種族、たとえば旅人と呼ばれる惑星タウ・アルファCの住民や、結晶体と呼ばれる宇宙生命体らは、ワープ機関を使わず自力でワープ・バブルを操ることが可能である。(TNG:恐怖のワープ・バブル

完全球対称のワープ・バブル[]

 完全に球対称のワープ・バブルを強力なパワーで作ると、そのバブルの中に人が閉じ込められてしまう場合がある。このバブル内部は全く新しい宇宙として形作られてしまい、閉じ込められた人物の思考が宇宙の本質となってしまう。この宇宙は、入るのは困難だが、外部からの支援があれば抜け出すことは可能である。バブルから脱出できるかどうかは、ワープ・バブルと通常空間の間に安定した境界を作り出すことが出来るかどうかに依る。

 2367年USSエンタープライズDウェスリー・クラッシャー少尉は、コジンスキーのデザインした新しいワープ・フィールド原理の実験を行っていたが、その際誤って、艦のワープ・コアを凌駕する規模のワープ・バブルを作り出してしまい、彼の母であるドクター・ビバリー・クラッシャーはその中に閉じ込められた。ドクター・クラッシャーの思考が作り出した平行宇宙の中では、全ての物、全ての人物が急速に消失していき、ワープ・バブル自身も縮小しつつあった。幸い彼女は、旅人の助けを得て状況を把握することができ、ウェスリーはワープ・バブルが消滅する前に母を通常空間に戻す方法を発見することができた。(TNG:恐怖のワープ・バブル

 ワープ・コイル内の Trionic initiator は調整中に意図せずワープ・バブル等の亜空間変形を引き起こすことが知られていた。そういった initiator はUSSヘラで使用されていた。(TNG:インターフェイス救出作戦

関連項目[]

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