Memory Alpha
Advertisement

 USSコンステレーション(USS Constellation NCC-1017)は23世紀惑星連邦宇宙艦隊が保有していたコンスティチューション級宇宙艦である。

惑星の殺し屋との遭遇[]

 2267年宇宙暦4202.1。デッカー率いるコンステレーションは、L-370星系の惑星全てが破壊されているのを発見。近隣のL-374星系に赴くと、L-374星系第4惑星を攻撃中の惑星の殺し屋と遭遇し、交戦状態に陥った。

 しかし、惑星の殺し屋に対してコンスティテューション級の武装では全く歯が立たず、逆にコンステレーションは惑星の殺し屋の反陽子ビームによる攻撃を受けて、ワープエンジンを失い、ワープナセルやブリッジを破壊されるなど重大な損害を被った。

 デッカーとコンステレーションのクルーたちは、大破したコンステレーションではもはや惑星の殺し屋に太刀打ち出来ないことから、最終的にL-374星系第3惑星に上陸し、惑星連邦の救援が到着するまで惑星の殺し屋をやり過ごすことにした。コンステレーションにはデッカーが一人だけ残っていたが、それ以外のコンステレーションのクルーたちが第3惑星に降りた直後、今度は惑星の殺し屋が第3惑星に向かって攻撃を始めた。デッカーは地上のクルーたちを救出しようとしたが、惑星の殺し屋はコンステレーションにさらに攻撃を加えて転送装置を破壊した。第3惑星は跡形もなく破壊され、コンステレーションのクルーはデッカーを除いて全滅してしまった。

 それから数日後、USSエンタープライズがL-374星系に入ると、惑星の残骸の中で漂流していたコンステレーションを発見した。

 エンタープライズの船長ジェイムズ・T・カーク大佐はコンステレーションが何者かに襲われたことから警戒警報を発令し、カークはドクターレナード・マッコイ機関部長チャーリー・スコット、そして修理チームのラスエリオットウォッシュバーンらと共にコンステレーションへと乗り込んだ。コンステレーションの船内は酷く荒れていたが、クルーの姿や遺体などがないことにカークたちは困惑する。しかし、副司令室のコンソールに倒れていたデッカーを発見して話を聞けたことや、科学士官だったマサダの残した記録などから、クルーの姿がないことと、コンステレーションが大破した理由をエンタープライズのクルーたちは知ることになる。

 カークは憔悴したデッカーをマッコイと共に収容させたが、その直後にエンタープライズも惑星の殺し屋と遭遇した。カークたちはエンタープライズに戻ろうとしたが、エンタープライズも惑星の殺し屋に攻撃され、トラクター・ビームと転送装置を破壊された。エンタープライズがコンステレーションから引き離されたために通信障害も強くなり交信不能となり、カークたち5人はコンステレーションに取り残されてしまった。スコット、ラス、エリオットたちは機関室でインパルス・エンジンの修理に取り掛かり、カークとウォッシュバーンは副司令室で船外モニターの修復を試みた。

 間も無くカークとウォッシュバーンは副司令室のスクリーンを修理出来たが、カークはエンタープライズが惑星の殺し屋に攻撃を加えているのを目撃する。次第にエンタープライズは惑星の殺し屋に引き込まれそうになっていくのを見たカークはスコットを急かしてインパルス・エンジンとフェイザー・バンクを使えるようにさせ、惑星の殺し屋の注意をコンステレーションに向けさせようとする。この作戦は成功し、コンステレーションからフェイザーを受けた惑星の殺し屋はエンタープライズを解放し、コンステレーションに向かってきた。

 エンタープライズはこの時、デッカーの臨時指揮下にあり、惑星の殺し屋への攻撃は彼の命令によるものだった。だが、惑星の殺し屋がコンステレーションに向かって行った時には、デッカーはカークたちを救うため、惑星の殺し屋から離れながらフェイザー砲による攻撃を加えて牽制した。しかし、カークは自身の留守中にデッカーがエンタープライズを危機に晒したことに憤慨し、副長スポック中佐に命じて、強引にデッカーを指揮官の座から降ろさせた。

 スポックはデッカーの健康診断をさせるために保安部員のモンゴメリー少尉を同行させたが、デッカーはその保安部員を殴り倒してシャトル格納庫へ向かい、第6シャトルを強引に発進させた。デッカーはスポックとカークの制止を振り切り、そのまま惑星の殺し屋の口に飛び込んで死亡した。その様子をカークはコンステレーションのスクリーンからただ見ていることしか出来なかった。しかし、デッカーが惑星の殺し屋にシャトルを突っ込ませたことで、惑星の殺し屋のエネルギー量が僅かに減少したことを操舵手カトー大尉が発見した。カークはコンスティテューション級のインパルス・エンジンをオーバーロードさせると、97メガトン(スポックはより正確に「97.835メガトン」と算出)の破壊力があり、これで惑星の殺し屋を内部から破壊することを思いつく。エンタープライズの転送装置が復旧すると、スコットたちはコンステレーションのインパルス・エンジンに時限爆弾を仕掛けてからエンタープライズに戻り、カークはコンステレーションを惑星の殺し屋の口に飛び込ませるコースに乗せてから時限爆弾のスイッチを入れた。カークがエンタープライズに戻った直後にコンステレーションは惑星の殺し屋に飲み込まれて爆発。惑星の殺し屋はこれによって機能を停止した。(TOS: 宇宙の巨大怪獣

日誌[]

背景[]

USS Consolation

USSコンソレーション

  • CBSデジタルのスタッフ(TOSリマスター版のFX担当プロデューサーたち)は、FX担当監督のニール・レイにいたずらを仕掛けるために『TOS: 宇宙の巨大怪獣』リマスター版予告編の偽バージョンをこしらえた。このバージョンではUSSコンステレーションの名前が間違って「コンソレーション」になっており、WebサイトのTrekmovie.comに偽のユーザーがその間違いを指摘するコメントをした。CBSのスタッフの一人がレイにそのコメントのことを知らせるという作戦である。レイの反応はここで見ることが出来る。
Advertisement