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二代目のデルタ・フライヤーについては、デルタ・フライヤー2を参照

 デルタ・フライヤー(Delta Flyer)とは、惑星連邦宇宙艦隊USSヴォイジャーにおいて建造されたシャトルクラフトである。

概要[]

Delta Flyer in its hanger

建造中のデルタ・フライヤー

 デルタ・フライヤーは2375年デルタ宇宙域USSヴォイジャークルーにより設計・建造された宇宙艦隊シャトルクラフトであった。
 敵対的な勢力などが多く存在するデルタ宇宙域でデルタ宇宙域で3年間、宇宙艦隊からの支援も補給も無くたった一隻で航行するUSSヴォイジャーのクルーは、従来のシャトルの能力不足を常に感じていた。従来のシャトルクラフトは足が遅く、武装も貧弱であり、乗り心地も粗悪なものであるため、クルーはもっと大きくパワフルで頑丈なシャトルを求めていた。
 デルタ・フライヤーの建造目的はこれらの必要を満たすために、宇宙艦隊の標準型シャトルクラフトでは対応できない危険な任務にも対応できる能力を持たせ、任務の幅を広げ汎用性を高めることであった。
 設計と構想はUSSヴォイジャーの上級士官であるトム・パリス中尉とベラナ・トレス中尉、トゥヴォック少佐、ハリー・キム少尉及びセブン・オブ・ナインによって行われた。
 通常のシャトル・クラフトにはない耐久性と汎用性を持たせるために、デルタ・フライヤーには元ボーグであるセブン・オブ・ナインによって提供されたボーグ技術を取り入れられている。大きな特徴としては、パラメタリック・プレートの船体外壁(後にテトラバーニウム合金製の船体外壁へと変更された)、格納式のワープ・ナセルユニマトリックス・シールド及び光子ミサイル(ボーグ技術による武装)である。
 尚、当初のデザイン案の一つに20世紀文化に傾倒していたトム・パリスによる発案で当時の航空機のような大型テール・フィンが取り付けられていたが、トゥヴォックによって否定された。しかし、トム・パリスは操舵コントロールに通常のパネルに加えて、さまざまなアナログ式の計器、スイッチ、操縦桿などの「原始的」な機械を設置した。トゥヴォックに言わせれば「無意味で装飾過多」である。

設計者[]

任務履歴[]

最初の任務[]

 デルタ宇宙域を航行中のUSSヴォイジャーが、新型のマルチプローブ探査機の実地テスト中、マロンの廃棄物輸送船の妨害を受けた。探査機を遠隔操作によりガス惑星に突っ込ませたが、マロン船は執拗にそれを追い、大気圏で船は爆発した。探査機の方は惑星の大気にハマってしまい、転送による回収や、ヴォイジャーによる大気圏突入はできない。かと言ってシャトルでの回収は危険が大きすぎた。

 そこで主任操舵手トム・パリス中尉は、以前から設計していた大型・高性能なシャトル、デルタ・フライヤーを建造することを提案した。当初は乗り気でなかったクルーたちをトムは説得し、ハリー・キム少尉を筆頭に、新しい戦術システムの搭載に保安部長トゥヴォック少佐ボーグテクノロジーのエキスパートとしてセブン・オブ・ナインを設計チームに加え、開発がスタートした。

 途中にマロンの乱入による建造ペースのスピードアップや、機関部長ベラナ・トレス中尉が精神的疲労に陥ったなどのトラブルが起きたものの、建造はほぼ完了。ミクロ単位の亀裂を除けば問題はなかった。

 その問題を解決する前にマロンの新型シャトルが発進したのを察知し、デルタフライヤーは初任務へと飛び立つことになった。ガス惑星の大気に入り、妨害してきたマロンのシャトルを撃退した上で探査機を回収。帰投する直前に懸念されていたミクロ単位の亀裂が発生したものの、トレス中尉の献身的な努力により、緊急の密閉フォースフィールドで惑星の大気がデルタフライヤー船内に流れ込むのを防ぐことができた。

 こうしてデルタフライヤーは厳しい任務に耐えうることを実戦で証明し、以後の任務ではシャトルに代わって多くの任務をこなしていくことになる。

2375年の任務[]

 宇宙暦52136.4、ある星系の第8惑星の軌道上で奇妙なエネルギー反応を検知したため、デルタ・フライヤーが調査に向かった。チャコティとトゥヴォックがそのステーションに転送降下してみれば、そこは宇宙艦隊本部が再現されたステーションだった。二人と、ステーションにいた宇宙艦隊士官らしき男を回収した後、ヴォイジャーへと帰還した。その男は自殺したが、後にドクターにより、正体は生命体8472であるということがわかった。ステーションの様子を探るため、再びデルタ・フライヤーはチャコティを転送降下させたが、その後、ステーションから攻撃を受けることになる。ヴォイジャーに回収された後、生命体8472との睨み合いとなったが、ジェインウェイが自ら武装解除したことで、戦闘に発展せずに済み、生命体8472とヴォイジャーの間に友好関係を築く一歩となった。

 デルタ・フライヤーは建造されて、実戦配備について間もなく、その耐久性の高さを証明することになる。2375年、シリナイト・クリスタルをヴォイジャーへ持ち替える最中、デルタ・フライヤーはレベル7のイオン嵐に遭遇する。この時に生命維持装置が故障し、イオン嵐を避けるため、地殻ベノマイトで構成された小惑星へ緊急着陸をせざるを得なくなった。デルタ・フライヤーの船体自体は衝撃に耐えられたが、船内にいたトム・パリス、トゥヴォック、サマンサ・ワイルドマンの三人は酸欠寸前の状態になり、救出作業自体も難航していた。ヴォイジャーのクルーはフェイザー・ドリルでデルタ・フライヤーを転送できる状態にまで掘り起こし、イオン嵐が小惑星を襲うギリギリの時間で、小惑星にいたクルーとデルタ・フライヤーは無事ヴォイジャーに転送収容された。

2376年の任務[]

Jean-Luc Picard, 2364 この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。
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