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 カーデシア・プライム(Cardassia Prime)とは、カーデシア星系惑星カーデシアン母星であり、カーデシア連合の首都惑星でもある。しばしば、単にカーデシア星(Cardassia)とも呼ばれる。

歴史

参照:カーデシアの歴史

 カーデシア連合が軍部独裁へ移行する以前は、このカーデシア・プライムは壮麗で高い文化を誇る美しい惑星であった。しかし、資源が枯渇してくると軍部が台頭し、貴重な文化遺産を略奪し資源と資金確保の為に売られるようになり、文化は破壊されていった。連邦との戦争の際には軍費の為にかなりの数の貴重な遺跡や遺品が売りに出され、かつては壮麗であったカーデシア文明は次第に堕落し、過去の栄光となってしまったのであった。(TNG:戦闘種族カーデシア星人・後編

 ベイジョーからの撤退後、ガンマ宇宙域からの侵略勢力ドミニオンによりこの星の運命は大きく変わっていくことになる。ドミニオンの工作により、カーデシア連合の一大勢力であったオブシディアン・オーダーが壊滅し、度重なる政権交代からクリンゴン帝国との戦争に至り大きく弱体化。再起をかけてドミニオンへ加わるという選択を行い、完全にドミニオンの支配下に置かれる。

 惑星連邦を中心とする連合軍とドミニオン軍による「ドミニオン戦争」において、カーデシア・プライムはドミニオン側のアルファ宇宙域における最重要拠点であった。しかし、ドミニオンによる支配に対して人民や軍部の一部が反乱を起こし、ドミニオンとカーデシア人の内戦が発生する。その際、ドミニオンは配下のジェムハダー及びブリーンに命じて、カーデシア・プライムのラカリアン・シティを破壊し民間人200万人が犠牲となる。その後、創設者の命令によってカーデシア人絶滅作戦が開始され、連合軍によって解放されるまでに少なくとも8億人ものカーデシア人が犠牲となった。(DS9:終わりなきはじまり

地理

都市

  • ラカリアン・シティ
  • ラカット
  • クラット

場所

  • インペリアム・プラザ

動植物

  • カーデシアン・ハタネズミ
  • ゲットル
  • ライディング・ハウンド
  • タスパー
  • ウォンパット

付録

登場回

背景

 『Star Trek: Star Charts』ではカーデシア・プライムがカーデシア星系の第6惑星であるとしている。

非正史

 非正史の小説『A Stitch in Time』ではエリム・ガラックはドミニオン戦争後の荒廃したカーデシアの再建を支援した。ガルイヴェックやガル・マドリッド等の軍の主要な人物たちの反対を押し切りカーデシアでは民主政治が成立し、軍による支配が終わった。

 DS9三部作である『Millennium』で描かれる可能性の未来の中で、カーデシア・プライムはカーデシア連合と共にGrigariによって完全に破壊され、2399年までにカーデシア人はほぼ絶滅していた。

外部リンク

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