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エンタープライズ(NX-01)

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複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)
エンタープライズ
Enterprise NX-01.jpg
クラス: NX級
艦種: 探査船
登録番号: NX-01
所属: 地球連合宇宙艦隊
建造場所: サンフランシスコ造船所地球
就役: 2151年
退役: 2161年
全長: 225m
全幅: 135.8m
全高: 33.3m
重量: 80,000mt
速度: ワープ5.2(最高速度)
デッキ数: 7
乗員数: 83名(2151年
武装: (初期装備)
パルス・プラズマ・キャノン
フェイズ・キャノン
空間魚雷ランチャー
(改装後)
フェイズ・キャノン×12基
光子性魚雷ランチャー×6
防御: 分極メッキ装甲
艦長: ジョナサン・アーチャー大佐
状態: 退役2161年現在)
Enterprise NX-01 Logo.png

Assignment patch

 エンタープライズ(Enterprise NX-01)は、地球連合宇宙艦隊が保有する宇宙船である。

 この船は恒星間の歴史の中で最も重要な宇宙船の一つであり、2151年に就役したNX級の最初の船であった。エンタープライズNX-01は、恒星間政治の中で地球の存在感を際立たせ、惑星連邦設立の基盤を築くことによって、アルファ及びベータ宇宙域における大きな政治的革命の起点ともなった。

沿革編集

開発編集

EnterpriseRepairs

エンタープライズの最初の発進

 2063年ゼフラム・コクレーンは実験宇宙船フェニックスで人類初のワープ実験を成功させた。この実験の成功は、人類の新しい宇宙時代の到来を意味していた。しかし、彼の開発したワープ・ドライブではワープ1(光速と同じ速度)を超えることができなかった。

 太陽系から一番近い恒星系であるプロキシマ・アルファケンタウリまで光速でもおよそ四年はかかる距離であるため、恒星間移動の為にはより速い速度のエンジンの開発が必要であった。そこで、旧アメリカ合衆国モンタナ州ボズマンにおいてワープ5研究所が開設され、ゼフラム・コクレーンやヘンリー・アーチャー他の技術者によって新たなワープ・エンジンの研究開発が開始された。

 コクレーンによるワープ実験の成功からおよそ100年後、ヘンリー・アーチャーらの努力の結果ワープ5の壁を達成した新たなワープ・エンジンの開発に成功した。そして、このエンジンを搭載した最初の宇宙船エンタープライズNX-01が建造され、2151年に遂に完成したのであった。

 ワープ5エンジンとは別に、エンタープライズには新技術である人体対象の転送装置が設置された最初の船でもあった。しかしながら、この時代の転送装置はまだ未熟であったため惑星への上陸のメインは未だシャトル・ポッドであった。上陸班は帰還の際には汚染除去室に入ることが義務付けられていた。

 しかしながら、この最新鋭のテクノロジーを結集した船であっても他勢力に比べると未熟な点もまだまだ多数存在した。たとえば、トラクター・ビームを搭載していないため、旧式のグラップラーを装備していた。

 エンタープライズには、ヴァルカン最高司令部から派遣されたヴァルカン人士官が一名とデノビュラ人が一名乗船し、残り81名はすべて地球人であった。(ENT:言葉なき遭遇) 女性クルーは総員の三分の一。(ENT:エンタープライズ2

就役と早期のミッション編集

 エンタープライズは2151年4月[1]ジョナサン・アーチャー大佐の指揮の下にワープ5研究所から出航した。出航日は予定より3週間早く、それはクリンゴン人クラング母星クロノスへと送り返すためであった。ヴァルカン大使ソヴァルは地球人にとって宇宙探査は時期尚早だと考えており、これに強く反対していた。ソヴァルはなんとか宇宙艦隊を説き伏せ、ヴァルカンから星図を与える代わりに、トゥポル副司令官の配属をアーチャーに認めさせた。(ENT:夢への旅立ち

 出航が早まったため、エンタープライズはいくつかの装備が不完全なままスペースドックを去ることになった。空間魚雷は未調整であり、フェイズ・キャノンに至っては搭載もされていなかった。空間魚雷の調整が済んだのは2151年5月の戦闘中であり、アクサナール人の介入がなければエンタープライズは助からなかった。(ENT:死のファースト・コンタクト) フェイズ・キャノンは、エンタープライズが正体不明の敵と遭遇した2151年9月にやっと搭載された。(ENT:言葉なき遭遇

一時的中止とその後のミッション編集

Paraagan II

パラーガン2号星にて

 2151年3月、エンタープライズのミッションは中止になった。エンタープライズのシャトルポッドがパラーガン2号星大気中のテトラジンガスを引火させ、罪のない3600名もの植民者を死亡させた責任を問われた時のことである。この事件に加え、プジェムテンダー・プライムでの行為も理由となって宇宙艦隊司令部評議会はエンタープライズを地球へ呼び戻した。ソヴァル大使は、地球が深宇宙探査を10年から20年ほど見合わせるべきだと主張した。アーチャーは事件が外部によって引き起こされたことを証明し、宇宙艦隊司令部とヴァルカン最高司令部はミッションの続行を許した。(ENT:暗黒からの衝撃波

ロミュランとの初遭遇編集

 2152年4月、エンタープライズはロミュランの機雷原に遭遇し、深刻な被害を被った。(ENT:許されざる越境) 幸運にも通りすがりのテラライト船に無人の修理施設を紹介されたが、無傷で出るには施設を破壊しなければならなかった。(ENT:謎の自律浮遊基地) しかし直後にプラズマ・インジェクターの予備がなくなり、クリタサン母星を訪れている。(ENT:小さな生命の灯

ズィンディ超兵器の探索編集

ThermobaricClouds

デルフィック領域へ入るエンタープライズ

 ズィンディが地球を2153年3月に攻撃したことを受け、エンタープライズは帰還を命じられた。4月24日に帰還したエンタープライズは改装され、光子性魚雷の新規搭載、装甲の強化、宇宙翻訳機の更新を行った。そして新たに司令センターを設け、エンタープライズはズィンディ超兵器探索のためデルフィック領域へと発進した。また、このミッションにはMACOが同行した。(ENT:トレリウムD

 ズィンディの探索は長くも危険で、ほぼ一年を要した。領域には球体があり、それらが発生する空間異常のせいでエンタープライズは常に非常な危険にさらされていた。(ENT:オサーリア人の襲撃) 空間異常からはトレリウムDによって船を保護できることが判明したが、不運にもトレリウムはヴァルカン人の神経経路に害を与えることが分かった。トゥポル副司令官は船を去ることを提案したがアーチャーが許さなかったため、結局トレリウムは使われなかった。(ENT:幽霊船

Enterprise severely damaged, 2154

深刻な被害を被ったエンタープライズ

 2154年2月、エンタープライズはズィンディ超兵器のありかを突き止め、アザティ・プライム星系に到着した。(ENT:爬虫類族の攻撃) ここでエンタープライズは複数のズィンディ艦による攻撃で深刻な被害を被った。第一ワープ・コイルが破壊され、修理のためにアーチャー大佐は思い切った行動を強いられた。(ENT:球体創造者) その後、エンタープライズは異なる将来を経験した自身の分身と協力した。この分身は亜空間トンネルを通ろうとして117年前の過去に出現してしまったバージョンのエンタープライズであった。(ENT:エンタープライズ2

Enterprise (NX-01) alternate, E2

エンタープライズ2


 エンタープライズはズィンディ兵器の破壊に成功してミッションを完了したが、アーチャー大佐は死亡したと思われた。ミッション終了後エンタープライズはズィンディ水棲族艦を利用して地球へ帰還したものの、そこはダニエルスによって連れてこられた異なる過去の1944年であった。アーチャーもこの地球に来ており、ヴォスクが自分の時代へ帰るのを阻止したのちにエンタープライズと合流した。そして、長くエンタープライズを悩まし続けた時間冷戦に終止符を打つことが出来たのである。(ENT:最終決戦ENT: 時間冷戦・前編後編

 この探索ミッションで27名のクルーが命を落とした。(ENT:ヒーローたちの帰還

詳細はズィンディ危機を参照

帰還後編集

 エンタープライズのクルーは英雄として地球へ帰還し、特にアーチャー船長はいくつかの学校の名前になった。エンタープライズは改装されて船長席が新しくなり、転送装置が更新され、ドアパネルが塗り替えられた。(ENT:ヒーローたちの帰還

 2154年5月、優生人類の集団がクリンゴン・バード・オブ・プレイを盗み、そのクルーを皆殺しにした。クリンゴンは優生人類が逮捕されなければ地球と戦争をすると脅迫した。改装を終えたエンタープライズは優生人類を捕らえるため、エリック・スンを連れてオリオン・シンジケートの境界領域へと向かった。オリオン迎撃機との短い交戦のあと、バード・オブ・プレイに乗った優生人類たちはエンタープライズを発見し、スンを連れ去ってコールド・ステーション・12へ針路をとった。エンタープライズは追跡したが、スンが何千もの優生受精卵を盗むのを止めることが出来なかった。スンはブライアー・パッチへ行こうとしたが、優生人類たちは反抗してクリンゴンのコロニーへ向かい、大気中に何種類かの病原体をまき散らそうとした。エンタープライズはなんとか間に合い、優生人類をバード・オブ・プレイごと破壊した。(ENT:ボーダーランドENT: コールド・ステーションENT: 野望の果て

Andorian fleet

エンタープライズ率いるアンドリア艦隊

 ヴァルカン星の地球大使館が爆破され、エンタープライズはヴァルカン星系へ向かった。ヴァルカン最高司令部は爆破の背後にシラナイトがいると判断していた。エンタープライズのクルーは瓦礫の中に不発弾を発見し、有名なシラナイトであるトゥパウのDNAを検出した。しかしあとでそれは偽造だと分かった。アーチャーとトゥポルはヴァルカン星のフォージへ出向いてトゥパウを探すことにし、エンタープライズの指揮はタッカーが執った。ソヴァル大使はヴラスが示した爆破犯の証拠を疑ったが最高司令部を追い出され、地球側につくことを決めた。エンタープライズは星系を去るよう命令されたが、船長がまだヴァルカン星にいるため拒否して戦闘になった。ソヴァルはタッカー船長に、ヴァルカンがアンドリアへ攻撃をしようとしていることを知らせた。エンタープライズはアンドリアに警告し、エンタープライズを味方につけたアンドリアとヴァルカンは交戦を始めた。直後にヴァルカンは政権交代のために攻撃を中止した。スラクの古文書が発見されたことで最高司令部は解散し、宇宙艦隊の行動がヴァルカンに監視されることはなくなった。(ENT:狙われた地球大使館ENT: 陰謀の嵐ENT: バルカンの夜明け

 その後、エモリー・エリクソンが実験のためにエンタープライズの転送装置に大がかりな修正をし、転送範囲を40,000キロメートルに拡張した。この改良で転送装置の古い制御台はより進んだコントロールシステムに置き換わった。(ENT:亜量子転送

 2154年11月、エンタープライズはグラル大使テラライトバベル会議へ送る途中でアンドリア巡洋戦艦クマリからの救難信号を受信した。アンドリアのシュラン司令官はテラライト艦にクマリを破壊されたと主張したが、攻撃した宇宙艦は正体不明であった。その後、クマリを攻撃したのはロミュランの仕業であったことがエンタープライズのクルーによって分かった。それは他の船に偽装することが出来る無人艦プロトタイプであった。そこで、それまでいがみ合っていたグラルとシュランはようやく互いの違いを乗り越えることが出来た。エンタープライズはテラライト輸送船にグラルたちを移乗させテラー・プライムへの帰途につかせ、アンドリアへ向かった。アーチャー大佐とシュランはそこでテレパシー能力を持つ盲目種族イーナーと遭遇し、協力を申し出たイーナーのジャメルを連れてエンタープライズへ戻った。彼女の協力により、ロミュランがレムス星から発進させたドローン艦は破壊された。そしてエンタープライズはシュランとジャメルをアンドリアへ送り届けた。(ENT:バベル1号星ENT: ロミュランの陰謀ENT: 氷窟の民

Enterprise and Columbia merge warp fields

エンタープライズ(上)とコロンビアはワープ・フィールドを結合してタッカーを移動させた

 エンタープライズは2154年11月27日に地球へ帰還した。そのときにチャールズ・タッカー機関部長が新造のNX級コロンビアに転属した。地球上ではドクターフロックスライジェル人に襲われ、拉致された。エンタープライズは、フロックスの拉致から2時間後に地球を離れたライジェル貨物船ワープ痕跡を追った。しかしその先で見つかったのは重大な被害を受けた船の残骸であった。エンタープライズのクルーが攻撃者を突き止めようとしていると、クリンゴン艦が攻撃を仕掛けてきた。クリンゴンの乗船班がエンタープライズに転送侵入し、システムに破壊工作をした。エンタープライズはその破壊工作のせいでクリンゴンに逃げられてしまった。(ENT:クリンゴンの苦境) エンタープライズはコロンビアとの危険な手段でタッカーを戻らせ、無事に修復された。この後、クルーはフロックスの助けによってクリンゴン種族を救うことが出来た。しかしながらクリンゴンの額は人類のように平たくなって頭の隆起もなくなり、それが回復するにはほぼ一世紀を要すると言われた。(ENT:優生クリンゴン

 数日後、オリオン男性のハラッド・サーがある提案をしに訪れた。それは、彼が発見した惑星の利用法について宇宙艦隊に従うかわりに、宇宙艦隊は採掘事業を行ってその10%を分け前として彼が受け取るというものだった。取引を成立させるため、アーチャー大佐には三人のオリオン奴隷女が贈られた。女たちは男性クルーを誘惑してコントロールしてしまったが、タッカーだけは影響を受けず、オリオンたちの計画を止めることが出来た。ハラッド・サーはアーチャーの首をとるためにエンタープライズをオリオン・シンジケートまで牽引しようとしたものの、エンタープライズがディフレクターを通じてオリオン船に衝撃を与えて無力化し、失敗に終わった。(誘惑の甘い罠

Enterprise (NX-01) above Earth

地球上空にて

 エンタープライズはまた、地球がヴァルカン、アンドリア、テラライト、コリダンとの新しい貿易関係を公布した時にも居合わせた。エンタープライズのクルーは英雄として呼ばれ、惑星連邦の前身となる連合のために働いた。その会議の間に過激な孤立主義組織テラ・プライム火星ヴァーテロン・アレイを乗っ取って異星人を排除しようとしたが、エンタープライズのクルーによって防がれた。(テラ・プライム・前編後編

退役編集

 エンタープライズは2161年に退役し、新型の宇宙艦にバトンタッチした。エンタープライズの船体は連邦の博物館に展示され、24世紀でも残っている。(ENT:最後のフロンティア[2]

功績編集

 エンタープライズの宇宙探査は、ヴァルカンより提供された星図に基づいて行われた探査よりも遥かに未知の宇宙を探索したものであった。そして、多くの歴史的出来事に関わった。時間冷戦の発見やテラ・ノヴァへの訪問、ヴァルカンとアンドリアの紛争への介入、パラーガ2号星のコロニー破壊に関わる未来人の陰謀や、非実体型生命体との最初の遭遇、デルフィック領域でかつて地球から拉致された人間の子孫の発見やズィンディ超兵器による地球壊滅の阻止、優生人類危機の収束、ヴァルカン宗教改革等で功績を残し、後の惑星連邦発足の礎となった初のヴァルカン、アンドリアおよびテラライトとの恒星間同盟を成立させた。(ENT:夢への旅立ちENT: 植民星テラ・ノヴァの謎ENT: 汚された聖地ENT: 暗黒からの衝撃波・前編ENT: 光の意志ENT: 帰還なき旅ENT: ウエスタンENT: ボーダーランドENT: 狙われた地球大使館ENT: テラ・プライム・後編
 また、エンタープライズの探査において、以下の種族とのファーストコンタクトを果たした。

上級士官編集

Enterprise NX-01 plaque

エンタープライズの就航記念銘板

関連項目 編集

別の時間軸編集

2153年から2165年編集

2037年編集

並行宇宙編集

鏡像宇宙編集

付録編集

注釈編集

  1. エンタープライズの就役日は劇中では言及されていない。地球からクロノスまでは4日かかるとされているため、物語後半でアーチャーが日誌をつけた4月16日の数日前であると考えられる。(詳細はENT:夢への旅立ちを参照。)
  2. エンタープライズが地球・ロミュラン戦争にどのように関わったかは不明である。

背景編集

非正史編集

外部リンク編集

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